大きな食べ物というのは、敢えて言えば幼少期の憧れであり、漢の野望の一つでもあるわけですよ。
ネット上を当たれば「吉田が巨大な物を作ってますよ」などの著名サイトが散見されますし、いつの間にやら友人になってしまった和治さんのサイトでは「タライdeごはん」という企画で毎回物量と闘ってます(私も参加したことがありますし、今度はタライ関連で北海道にまで行きます)。
だから、私が「バケツプリン」を見つけたとき、目をきらきらと輝かせて注文してしまったとして、誰がそれを止められるでしょうか。
一緒に食べてくれる友人の算段を頭の中でしつつも、「まあ、彼らなら食べてくれるだろう」と特にアポを取らなかったとしても、それは致し方のないことなのです。
昨日届いて、賞味期限が今日。
いきなり、アポを取る取らないではなく、今日が終わるまでの間に食べなくてはならない事態に追い込まれました。
いつもこんな時に協力を要請している友人に連絡を取ろうとするも、台湾まで共にした U くんが捕まらず。
たつやさんに電話をかけてみたところ。
「いいけど、オレと葵木くん、明日は井の頭公園にいるから」
「よしわかった、終わったらウチに来い」
「ふざけんなこのやろー」
「……わかりました、井の頭公園まで持って行かせていただきます」(敗北)
とまあ、そんな事情で、バケツプリンをクーラーボックスに入れて、このクソ暑い中を井の頭公園まで行きました。
吉祥寺の駅からすぐにあるはずなのに、きっちり道に迷ってえらく時間がかかりましたが、公園の中は日差しが木々で遮られて、涼しい風が吹いていました。
そんなわけで、これがバケツプリン。
比較対象物としてプッチンプリンを置いてありますが、これでは微妙にわかりづらいかも。
容器を比較すると、高さにして 2.5 倍ほど、上部の直径でも倍近くあります。
……思ったより大きくないかも。
このままだと食べられないので、持参のレードル(スープをつぐときに使うお玉みたいなヤツ)で、スチロールのお皿に盛ってみました。
これでおよそ全体の 1/5 程度。
プッチンプリンと比べると、倍近くの量があります。
全体の量としては、10 人前くらいはあるのかな。
……やっぱり、想像していたよりは大きくない。
味の方は、卵をふんだんに使ったホームメイドタイプで、プリン本体やカラメルソースは甘さが控えめ。
お子様から大人まで楽しめる、バランスのとれた味です。
量の問題があるので一人で食べきるのは少々辛いかも知れませんが、甘すぎないので数人いれば問題なく食べきれます。
しかし、今回は屋外なのでお皿の上にひっくり返すことができなかったのがちょっと残念。
あと、迫力がちょっと物足りない感じ。
「バケツ」という名を冠するからには、もっと、破壊的な大きさの物であるべきではないでしょうか。
他を探せば、こんなのとかこんなのとかがあるわけですが、やっぱり次は自作で行きたいところですねぇ。
う〜ん。
そうしよう。
バケツプリンを食べた後は、「大樹&Little Wings」のストリートライブにおじゃま。
ネット上で試聴できる曲は聴いてはいたものの、やっぱり生は音や臨場感が違いますねぇ。
ずっとその場で聴きつつ、合間に大樹さんやドラムの「さっちゃん」とお話してました。
で、最後まで聴いていたら、終わった後に食事をしに行くことになったのでのこのことついていきました。
行ったお店は、井の頭公園から吉祥寺駅に抜ける道にある「Country Comfort」。
ウエスタン調な構えのお店で、オムライスやハヤシライス、タコスなどがメインです。
たつやさんや大樹さんたちのお勧めは「タコライス」。
ひとまず勝手がわからなかったので、私もタコライスにしてみました。
ピリッと辛いソースと挽肉やチーズ、レタスが絡みあって、お勧めというのも納得の一品でした。
次は、オムハヤシに挑んでみようかな。
……とまあ、家の中で$$しているよりは、はるかに有意義な一日でした。
1/3を食らう猛者(♂)がいたため、難なく消費できましたが…。
バケツは子供のおもちゃになる予定。