頭痛始末記

先日のヤバい頭痛からはひとまず立ち直りましたが、原因不明の頭痛を「やあ、治ったから良かったね」と放置するのはいくらなんでもまずいということで、デカい病院に行って MRI という装置で精密検査してもらいました。

MRI というのは、磁場を発生させて、血液中のヘモグロビンの共鳴反応から人体の断面映像を得る装置なのだとか。いや、全然わかってませんけど。


紹介状を書いてもらった上で予約もしておいたので、病院に行ったらスムーズに検査を受けることができました。
まず、検査用の丹前のような服に着替えます。
金属類は一切ダメということで腕時計や眼鏡も外し、検査台へ。
台の上に横たわると、そのまま、人間一人がどうにか入れる程度の細い横穴のような装置へ運ばれていきます。
で、全身が入ったかな〜というところで、検査開始。
「かこかこかこかこかこかこ……うぃ〜ん。かこかこかこかこかこかこ……うぃ〜ん」みたいな装置の駆動音がずぅ〜っと鳴っていました。
小さな音なんですが、周囲が静かで、耳元で音がするのでなんか気になります。しかも、「目を閉じていてください」という指示が出ているので、なおさら。
検査自体はなにかが起こるわけでもなく、ただじっとして寝っ転がっていただけなんですが、あんなに窮屈な空間に押し込められると、閉所恐怖症のケがある人はパニック状態に陥ること請け合いです。「これから、転送実験を開始します」とか言われても不思議じゃないもんなぁ、あのカプセルチックな構造は。


検査が終わった後、担当医師の問診があったのですが、「とりあえず、ぱっと見てわかる範囲では、血瘤があるわけでもないし、おかしなところはありません」というお話でした。
MRI の直前に行った血液検査の結果と合わせて、後日、詳細な結果を知らせてくれるそうです。
「まあ、あなたの顔色を見ると、寝不足なのは明らかなので、ストレスと寝不足で負担がかかってるのかも知れませんね」とのことで、やっぱりゆっくりと休むのが一番なんでしょう。


しかし、MRI って面白いなぁ。
てっきり脳みその輪切りだけ見られるのかと思ってたら、眼球とかまで映ってるんですよ!
ネタのために画像をコピーして欲しかったけど、もらえませんでした……(←けっこう粘ってみた)


まあ、そんなこんなでひとまず胸をなで下ろして、家に帰った後、ちょっと昼寝をして、美味しいものでも食べに行くことにしました。
ネットで検索してみると、近隣で私が今まであまり行こうとしなかったエリアに、けっこう色々なお店があるようです。
むぅ、こいつはいかん。慣れてきたせいか、手近な店で済ませるようになって、行動範囲が狭まっている。
ここは一つ、多少遠くても、普段ならまず行かないようなところに行ってみようではないか。


そゆわけで、自転車で 20 分ちょっとのところにある、デカネタで有名らしい回転寿司のお店へ。
お店に入ったのは 19 時直前だったのですが、40 席ぐらいある店内は満席。待合いも 20 人近く待っているという盛況ぶりです。これだけ人気があるのなら、多少は期待していいのかも知れません。


待合いで名前を書いて空いているベンチに座ると、その直後に、なぜかジャンケン大会が始まりました。
商品は、代金半額券 3 枚。
寿司が回るレーンの周囲にいる人はもちろん、待合いにいる人も参加して、熱い勝負が展開されました。


私?
このテの勝負で私に勝ちを求めるのは間違ってます(笑)。
1 回だけ、4 手目までは完全に読み切ったんですが、最後で負けましたけどね。


勝負が済んでしばらくして、私の名前が呼ばれたのでお席へご案内。
今日はなんとなく味の濃い魚を食べたい気分だったので、トロやエンガワなどを適当に注文しました。
で、運ばれてきた大トロがこれ。


大トロ。


……おぉ、確かにネタはデカい。
でも、今までこのサイズのネタを見たことがないわけでもない。
そんな感じでした。
味の方は、これがなかなか。
脂がたっぷり乗っており、文字通りとろけるような食感でした。


(なお、フォントには i2f さんの「Jojomix」を使っています:笑)


ちなみに、回転寿司の私的な心得。


●適度に注文して、適度に忘れるべし
人気のある回転寿司の場合、欲しい寿司がレーンを回っていないことの方が多く、必然的に中にいる人に声をかけて握ってもらうことになります。
が、忙しい状況では、相手もついつい注文を忘れてしまいがち。
忘れられても怒ったりせず、「そういうもんだ」と大らかに構えて、こっちも注文の内容を忘れるぐらいの方が楽しめます。


●美味しそうに見えても、デザートは注文しない
最近の回転寿司では、ファミレスクラスのデザートなら出てきます。
でも、回転寿司のデザートはたいてい割高。
しかも、そのお店オリジナルのデザートならいざ知らず、よそでも食べられるものの方が多いのです。
どうしてもデザートを食べたくなったら、帰りにコンビニで何か買った方が値段としてはお得です。


……という心得を守りつつ、しかも高いネタは冒頭の数種類以外食べないという安上がりなタイプなので、腹一杯食べて 2,000 円程度で収まりました。
うむ、満足満足。


今日はゆっくり寝て、英気を養おうと思います。

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Comments
Tika | 2005/06/12 23:54
どうやら脳に異常が無かったようで良かったですね。ご自身も「ほっと」されたような・・・ゆったりした気分が文面からも察しられました。ほんとうに良かった〜。
これからもネタに体張って大丈夫そうなので安心しました(笑)
AYU | 2005/06/13 13:37
MRIは確かに閉所恐怖症の人だとダメな場合があるようですね。わたしも頭痛持ちなので検査したことがありますが、閉所恐怖症か?と事前に確認されました。
もっともわたしが受けたところは「開放型」とかいうので、通常のものよりは閉塞感のないタイプだったし閉所恐怖症でもないので全然問題なかったですが。
そういえば、画像も頼めばもらえたらしいです。もらわなかったけど。

偏頭痛なんかだと合う薬が見つかれば劇的に効いたりもするので、頭痛が続くようならいろいろ試してみてください。お大事に。
さらみ | 2005/06/13 23:08
ども、陣さんはじめまして。さらみです。
MRIって小さな音になったんですか?
私が腰を患って病院でMRIをやってもらった時(3年くらい前?)は、事前に耳栓をはめて、あの狭い台に乗りました。

なんか、データ転送で輪切りになって送られている感じがして面白いですよね。(決して面白くはない)

血瘤がないってことなので、よかったと思いますが、健康のためにもよく寝る生活をしてください〜。
陣来霧 | 2005/06/13 23:37
みなさん、ご心配をおかけして、申し訳ないです〜。

>Tika さん
いや、体張らないから!
たぶん張らないから!

>AYU さん
開放型ってのは、上下に装置があるタイプですよね。横が開いているだけまだマシなんでしょうか。
「動かなければ寝ててもいいですよ〜」なんて言われましたが、絶対無理(笑)。
頭痛の方は、ひとまず治まりました。再発しなければいいのですが……。

>さらみさん
どうも、初めまして〜。
MRI の音は、そんなに大きくなかったですね。
いかにも装置の駆動音という感じではありましたが。
短時間だから良かったですが、ずっと聞かされたらかなりイライラしてたかも知れません。

>データ転送で輪切りになって送られている感じがして

あ、そうそれ! まさにそんな気分でした。
睡眠不足がヤバいというのは今回で身に染みましたので、今日も早めに寝るつもりです。
AYU | 2005/06/15 13:40
横というか下半身はほぼ外に出てるような感じでした。通常のタイプで検査を受けたことがないのでどの程度違うのかよくわからないんですけれども。
そういえば首のレントゲンも撮ったなぁ。首の骨がまっすぐなのも頭痛の原因になるんだそうですよ。
あ〜、そろそろ偏頭痛の薬がなくなる。処方してもらわねば。1錠で1000円以上とかするので頭痛は治るけどフトコロが痛いです。
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