さて。
夏の夜は寝苦しく、辛いものでございます。
そうでなくても暑さに対する耐性が低いのに、それで目覚めたら豪快なまでに寝汗をかいていた日には！
ってことで、竹シーツを導入いたしました。

昨日届いて、その日の内にさっそく試してみましたので、ちょっとレポートしてみたいと思います。

こんな感じの箱に入って届けられます。
これがけっこう重いのです。
体重計が今手元にないので正確な重さはわかりませんが、たぶん 5〜7 kg はあるんじゃないかなぁ。2L ペット 3 個分くらい。感覚的に。
で、出してみますと。

バンブー。
マジで竹。
チップ状の竹が、丈夫なテグスでつなぎ合わせられています。
なんか見た目には、麻雀牌の裏側の茶色いところを並べたような感じ。
並べて置いてある京ぽんを見ればわかるように、けっこうな大きさがあります。
そりゃそうか、シーツと言えど、布じゃないし。

そう、素材が竹。
しかも防腐処理や防虫処理がされているということで、けっこう臭気がきついです。
離れていてもだいぶ臭うわけですが、顔を近づけて思いっきり嗅いでみると。

バァンブゥ。
（↑ヤバかった）

ベースが竹なのでそれほど不快ではありませんが、この上に寝るということを考えると、確実にニヨイが移りそうな気がします。
あちこちで見かける注意書きによると、「天気の良い日に陰干しして、乾拭きすると良い。あまり干しすぎると乾燥した竹が割れるので、適度に水拭きする」とのこと。
むぅ……しかし、あいにく、アパートの部屋だと陰干しするようなスペースってないんだよな。突っ張り棒に干すにしても、6kg くらいあるものは掛けられないし。

しばし考えた末に、ベランダに持ち出して手すりに掛け、ファブリーズを吹き付けては拭き取るという作戦に出ました。
はてさて、効果はあったのか？
思いっきり嗅いでみることに。

バァァンブゥゥゥゥゥゥ。
（↑だいぶヤバかった）

竹とファブリーズの香りが混ざり合ってえらいことに！
やむを得ません。
使いながら、とりあえず朝起きたら室内の適当なスペースに広げて干して、徐々にニヨイが取れるのを待つことにしましょう。

使い心地の方はどうかと言うと。

こんな風に、布団やマットレスの上に敷きます。
上には何も掛けず、直接ごろんと横になっておやすみなさーい。
なんだか、肉を挟みそうでちょっと怖いですが、横たわってみた感じではそんなこともありません。
また、「固そう」というイメージがありましたが、思ったよりも気になりません。これは、どんなところの上に敷くかによってけっこう左右されそうに思います。竹シーツ自体は、上に乗ってもテグスでつながれたチップがそのまま沈み込むため、あまり固さを感じさせませんねぇ。
ウチの場合、低反発ウレタン製のマットレス（テンピュールのバッタもん）に敷いているので、全然平気でした。

寝転がってみると、ひんやりとした感触が心地よく、非常に快適です。竹が熱を放散してくれるという原理のようですが、隙間を置いて敷き詰められているために、蒸れなかったり、その隙間の部分から熱が逃げてくれるという効果もあるようですね。
いずれにしても、布団の暑苦しさを感じずに済むので、これは夏の間だけでなく、春や秋のうちも使えそうな気がします。

気をつける点があるとすれば、「テグスの先端が飛び出している部分がある」ということでしょうか。
寝る前に手で全体をまんべんなく撫でて、引っかかるところがあったら裏側に押し込むなりハサミで切るなり処理をしておく必要があります。

あと、男性はスネーゲが要注意。
ほんのり冷たい感触が気持ちいいからといってあまり足をこすりつけていると、鋭い痛みが走ることになります。

竹シーツ、お勧めですよ〜。
思わず、実家の両親用に買って送ってしまったくらいですから！

上記リンク先ではすでに全タイプ売り切れのようですが、こことかこことかここあたりならまだ売っていますね。
ぜひどうぞ。